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高齢者の多剤服用について

こんにちは、こすけです。

 

本日は高齢者の多剤服用についてのお話です。

 

目次

 

本日のテーマ

本日は高齢者の多剤服用の問題点と介護者が注意すべき点についてお話いたします。

 

高齢者の多剤服用

年齢が上がっていくと、服用している薬の数と量は増える傾向にあります。

高齢になると生活習慣病を始めとして、様々な症状や病気に悩まされることが多いため、多くの高齢者が数種類の薬を服用している現状があります。

 

また、複数の医療機関で同じ効果の薬をもらっていたりすることもあり、1つの症状を緩和すのに複数の薬を飲んでいる人もいらっしゃいます。

 

多剤服用の問題点

高齢になると体の機能が低下し、薬が強く効きすぎてしまったり、副作用が起きやすくなったりすることがあります。

さらに多種の薬を摂取すると、薬が薬の作用を増幅させてしまうこともあります。

 

これらの原因により体の状態を改善するための薬が体に害を及ぼすことがあります。

特に、多剤服用による身体への害をポリファーマシーといいます。

 

ポリファーマシー

前述のとおり、多剤服用によって身体に害が生じることをポリファーマシーといいます。

ポリファーマシーによって起きやすい症状は、ふらつきや転倒、記憶障害、食欲の低下、便秘、排せつ障害、せん妄、抑うつなどがあります。

 

多くの症状が認知症や高齢によって起きる症状と一致しており、薬によって起きてしまっている場合との区別が非常に難しいです。

特に施設などでは、間違った対処や対応の原因となることもしばしば見受けられます。

 

介護者が注意すべきこと

服薬の介助のみが仕事であると思っている介護者の方もいると思います。

しかし、介護スタッフも医療チームの一員であり、医師や看護師だけでは気づけない変化に介護スタッフが気づける場合もあります。

小さな変化でも気づいたことを医師や看護師などに伝達するのも介護スタッフの仕事の大事な仕事の一つです。

 

施設や医療機関ではなく、自宅で介護をしている方も、高齢だから…と見逃しがちな症状も服薬後に症状が集中しているなど、少しでも異変を感じた場合は医師などに相談することが重要です。

また、複数の医療機関を受診する場合は、お薬手帳を作成し持参することで、同じような薬が出ていないかや飲み合わせが悪くないかなどを調べてもらえます。

 

まとめ

本日は高齢者の多剤服用についてお話いたしました。

身体の症状を改善するための薬とうまく付き合っていくためには、介護者など周りの人からのサポートも重要です。

小さな変化にも気付いてくれる人が周りにいてくれると、高齢者の方は非常に助かります。

医師や看護師だけではなく、介護者も加わったチームでの医療や介護がこれから先はどんどん求められる時代になっていくと思います。

 

 

本日のお話はここまでとさせていただきます。

ご質問やご意見などお待ちしております。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。