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コラム3 ~病原性微生物の種類~

こんにちは、こすけです。

 

本日は微生物についてのお話です。

 

目次

 

本日のテーマ

本日のテーマは微生物です。

今までインフルエンザウイルスや、ノロウイルスのお話をしてきましたが、他にもさまざまな種類の微生物が病原性を持っています。

本記事で述べる薬剤の耐性とは、環境整備用の薬剤に対する耐性のことであり、内用薬や外用薬などに対する耐性ではないのでご注意ください。

 

微生物の種類

病原性微生物の種類は大きく分けて細菌、真菌、ウイルスの3種類あります。

また、医療現場では、細菌の中の特に強い耐性を持つものを芽胞菌とし、4種類に分ける場合もあります。

それぞれに特徴がありますのでご紹介していきます。

細菌

常に身の回りや体内に存在している病原体です。

1μ(マイクロ)m(人の細胞の約1/10)前後の大きさです。

 

アルコールや次亜塩素酸などをはじめ多くの消毒薬で消毒が可能です。

代表的な細菌

 

真菌

いわゆるカビの原因となる微生物です。

大きさは数μm程度(人の細胞と同程度~1/10)です。

 

アルコールや次亜塩素酸などをはじめ多くの消毒薬で消毒が可能です。

代表的な真菌

 

ウイルス

3種類の微生物の中では最も小さく、数n(ナノ)m~数十nm(人の細胞の1/100~1/1000)ほどの大きさです。

ウイルスは単体では増殖することはできませんが、ヒトの細胞の中に侵入することで増殖が可能になります。

 

ウイルスはエンベロープというたんぱく質の膜の有無で薬剤の耐性が変わります。

エンベロープのあるウイルスはアルコールで消毒可能ですが、エンベロープのないウイルス(ノンエンベロープウイルス)はアルコールの効果が薄いといわれています。

代表的なウイルス

 

芽胞菌

基本的な構造は細菌と同じですが、芽胞菌は、高温や低温・薬剤・低栄養など環境が悪い状態に直面すると、芽胞と呼ばれるバリアを張ります。

このバリアはかなりの耐久性を持っており、悪い環境が過ぎ去るとまた細菌として活動します。

 

バリア状態だとアルコール類や次亜塩素酸系消毒薬では、消毒が不可能です。

さらに強い消毒薬なで消毒するか、滅菌と呼ばれる方法を用いるしかありません。

代表的な芽胞菌

 

消毒薬に対する耐性

基本的に細菌<真菌<ウイルス<芽胞菌の順で耐性が高くなります。

アルコールや次亜塩素酸は細菌~ほとんどのウイルスまで網羅できるので、消毒薬としては有名です。

 

芽胞菌になると、消毒薬で消毒する場合は、一般では手に入らない強さの消毒薬を用いる必要があります。

その他の消毒方法もありますが、それについてはいずれご紹介いたします。

 

まとめ

本日は病原性微生物の種類についてのお話でした。

病原性微生物の種類は4種類あり、それそれ薬剤の耐性が異なります。

日常的に消毒を行うのであれば、手に入れやすく、広範囲に効果のあるアルコール類や次亜塩素酸系消毒薬がおすすめです。

 

本日のお話はここまでとさせていただきます。

ご質問やご意見などお待ちしております。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。