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高齢者の皮膚トラブル2 ~清潔ケア編~

こんにちは、こすけです。

 

本日は皮膚トラブル②として対策編のお話をいたします。

 

目次

 

本日のテーマ

本日のテーマは高齢者の皮膚トラブル対策として清潔ケアのお話をしていこうと思います。

前回の高齢者の皮膚トラブル①から見ていただけるとより分かりやすい内容になっておりますので、ぜひご覧ください。

www.medical-kosuke.com

  

清潔ケア

清潔ケアとはその名前の通り、体を清潔に保つためのケアのことです。

高齢者は加齢によりただでさえ皮膚のターンオーバー周期が長く、皮膚トラブルを起こしやすい状態ですが、不潔状態が続くことによりさらに悪影響を与えてしまいます。

そこで、清潔ケアを行うことにより、伸びてしまいがちな高齢者の皮膚のターンオーバーの周期を短くすることが可能です(前回お話した通り様々な要因があるので一概にこれだけでとは言えませんが)。

 

清潔ケアの方法

高齢者に行う清潔ケアの方法は大きく分けて下の2種類のパターンがあります。

 

入浴が可能な場合

一番望ましいのは高齢の方でも自ら入浴ができる状態です。

しかし、おむつを装着している高齢者の場合など、一人での入浴が難しい場合は介助が必要となります。

その場合、(もちろん全身浴が望ましいですが)足湯や手浴、シャワーで洗い流せる範囲だけなど介護される側もする側も無理のない範囲での入浴でも構いません。

無理をして転倒してしまうと、高齢者は大けがにつながります。

入浴時に注意するポイント
  • お風呂場の室温の調整(ヒートショック防止)
  • お湯の温度は熱すぎずぬるすぎない温度(38~40℃くらい)
  • 入浴前に体調の確認、排せつも済ませる
  • 転倒に注意する

 

入浴が不可能な場合

一人での入浴はもちろん、介助しながらの入浴も難しい場合もあると思います。

その場合には、清拭を行いましょう。

 

お湯とタオルだけでも可能ですが、お湯と混ぜて使う清拭剤や体拭き用のウェットタオル、水のいらないシャンプーなども市販されています。

汚れの落ちやすい成分や保湿剤なども含まれている商品もあるので、必要に応じて使用されるといいと思います。

清拭時に注意するポイント
  • 皮膚を傷めるのでごしごしこすりすぎない
  • 必要なら保湿を行う(清拭剤を使う場合など成分によっては乾燥しやすいこともある)
  • 洗い過ぎには注意する(必要以上に皮脂がなくなり皮膚のバリア機能を失ってしまうため)

 

まとめ

清潔ケアを毎日行うことは、なかなか大変だとは思います。

特に、介助してお風呂に入れる労力は並大抵ではありません。

 

清潔ケアは必ずしも毎日行う必要はありません。

毎日行うことが望ましいのは確かですが、無理をして体調を崩したり、けがをしてしまっては元も子もありません。

ケアをする側と受ける側の状況を考え、全身の清拭は1日や2日おきに行い、間の日は、上半身、下半身だけに限定したりなどの工夫も行っていいと思います。

 

本日のお話はここまでと致します。

ご意見やご質問などお待ちしております。

 

次回からは感染症のお話をしていきます。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。